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6月には早々に梅雨が明け、炎暑の7月になりました。海岸沿いにある小さな集落の突堤です。
あるとき、九州の人が言いました。『そちらには、たしか大きな池がありましたね』
黒潮に洗われる九州からみれば、瀬戸内海は池のようなもの。
たとえ嵐が来ても、九州の普段の海より波は穏やかです。
だから、台風が近づくと避難してきた船がこの沖に多く停泊します。